勉強期間1か月で2024年度の宅建試験にギリ合格した方法

「短い期間で宅建試験に合格できる方法を教えて!」

一般的な勉強時間が300時間と言われているところ、1か月約60時間の勉強時間で2024年度の宅建試験を38点でギリギリ合格した私の独学勉強法は下記の通りです。

  • 宅建過去問アプリを8日解く
  • 過去問を18日解く
  • 模擬テストを2日解く

はじめに断っておきますが、この勉強法では私に実力はほとんど身につきませんでした。
試験当日の私の合格の自信は15%でした。

試験終了後は全く合格できていると思っていなかったぐらいの実力です。
ただ、試験日1日前に購入した模擬テストを解いていたおかげで46~50問目の正答自信は100%でした。

試験後の手ごたえは全くと言っていいほど無く、来年受験しようかどうか悩んでいましたが、当日の21時ぐらいに解答速報で正答確認してみたところ、驚きの38点を獲得していました。
自信のあった46~50問目は全部正解でした。

ほぼ過去問しかしていないので理解度が浅く、いつまで経っても自信がありませんでした。
これで不合格だったとしても大して落ち込めるような努力をしなかったので、精神的な負担はとても少なかったです。
それでは、まあまあ軽い気持ちで宅建試験に合格できた短期間勉強法について解説していきます。

勉強法その1 宅建過去問アプリ

私が利用した宅建試験対策用のスマホアプリは「宅建 過去問 2024」です。
無料で利用することもできましたが、私は広告がうざかったので月額1500円の広告なし学習フルサポートプランにしました。

宅建の勉強をはじめてから6日間、試験日3日前に2日間の合計8日間利用しました。
はじめの6日間で権利関係の問題を解きましたが、一問一答が811問もある上に私は法令に全然興味がないので集中力が途切れてかなり大変でした。

私にとって大変だった一問一答ですが、勉強の役に立ったかというとそこまで役に立っていなかったように思えます。
ただ、試験日前に利用した2日間の勉強内容は役に立ちました。

その勉強内容は、「【実戦】本番予想模試・直前まとめ」を解いたことです。
全50問を解いた後に正答確認をするのですが、そこで出てくる解説が簡潔にまとめられていてとても分かりやすかったです。

最終的に私が利用した「宅建 過去問 2024」のコンテンツは、模擬テストと権利関係の一問一答と法令上の制限四択を少しだけです。
模擬テストと解説が良かったので1500円の価値はありました。

勉強法その2 過去問

宅建の過去問はネットで探せばいくらでも無料で手に入れる事ができます。
私はきちんとした解説が欲しかったので、「2024年版 パーフェクト宅建士 過去問12年間」を購入しました。

それと抱き合わせで「2024年版 パーフェクト宅建士 基本書」も購入しました。
両方とも3000円ぐらいしました。

過去問12年間は一番勉強に役立ちましたが、基本書はほとんど開いていません。
私にとって基本書は不要でした。

私は過去問12年間を解くにあたり、エクセルの自動計算機能を活用しました。
活用方法としては、1つのシートに答えをまとめて、別の回答シートでそれらを参照して正否をすぐに表示するというものです。

解答したらすぐに答えが分かるので、間違えたところをその場で確認できます。
これはかなり勉強効率が上がったように思います。
私が作ったものでよろしければ下記からダウンロードしてご利用ください。

試験日の1週間前くらいからは復習もせずに過去問を解いていましたが、間違えたところは脳裏に刻まれていると自分を信じていたので、私にとって面白くない復習をすることなく気分よく勉強に励めました。
ただ、過去問で一度解いた問題の答えについては大体把握しているはずなのに、新しく解く年度の過去問の正答率が全く上がらなかったので実力不足であることは明白でした。

私の1回目の過去問の正答率
令和5年度 令和4年度 令和3年度12月 令和3年度10月 令和2年度12月 令和2年度10月 令和元年度
50% 62% 66% 60% 64% 56% 50%

エクセルシートの背景色オレンジは間違えた箇所、緑は正解したけど解答が気になった箇所です。

同じ問題の2回目の正答率はさすがに上がりました。
でも正答率が上がっている理由はただ単に私が答えを覚えているからです。
きちんと理解して正答率が上がっているわけではありません。

私の2回目の過去問の正答率
令和5年度 令和4年度 令和3年度12月 令和3年度10月 令和2年度12月 令和2年度10月 令和元年度
98% 96% 98% 98% 100% 96% 88%

勉強法その3 模擬テスト

私は模擬テストとして「2024年版 ズバ予想宅建塾[直前模試編](宅地建物取引士/宅建士)」を利用しました。
kindle版で1400円でした。
試験日1日前と試験当日に3回分を解きました。

これを解いていたおかげで実際の試験の46~50問を自信をもって答えることができました。
特に48問目の統計問題に関しては、模擬テストをしていない場合は鉛筆コロコロの運任せ勝負になっていたと思います。
この模擬テストは過去問と同じくらい役に立ちました。

解答速報での答え合わせ

宅建試験が終わったその日の21時にインターネットで解答速報を検索したところ、資格の学校TACさんがすべての解答を掲載していました。
私は合格している自信が全くなかったので、ただ単に何点ぐらい取れていたんだろうぐらいの気持ちで正答確認をしました。

するとなんと驚きの38点でした。
何かの間違えではないかと思い、もう一度確認しましたが、やっぱり38点でした。
TACさんの予想合格ラインは35点±1点だったので、もしかしたら合格している可能性大です。

他の資格系情報サービスでも確認しましたが37点±1点というところが妥当なところのようだったので、ギリ合格していそうです。
とは言え、浮かれすぎると不合格だった場合にダメージが大きいので、宅建の試験結果については少し忘れようと思います。

宅建試験結果

2024年度の宅建の試験結果が11月26日(火)9:30に発表されました。
試験結果は合格でした!

私は宅地建物の取引に関する実務経験が全くないので、登録実務講習の申し込みをしました。
来年の2月ぐらいしか講習の空きが無かったので、私が宅建士と名乗れるのは来年の3月ぐらいになりそうです。

試したけど合わなかった勉強法

棚田行政書士の不動産大学という宅建の学習チャンネルで宅建試験問題に関する替え歌があったのですが、あまりにもひどい歌声だったので内容が全く頭に入って来なくてやめました。
また、替え歌ではなく語呂合わせで覚えようとしましたが、あまりにも覚える範囲が多かったのでやめました。

どれぐらい集中して勉強したの?

試験日1日前と当日は1回の集中力が3時間ぐらい継続できました。
模擬テスト1回につき、1問解いてすぐに正答確認という動作を50問目まで休憩なしでやり通しました。

ただ、それまではほとんど集中できていませんでした。
問題を3問解いたら10分Youtube視聴、5問解いたら30分ゲーム、みたいなことでしか勉強を継続できませんでした。

そのおかげでスマホゲームのキャラクターレベルを最大にすることができました。
私は頑張らないとできないことは続かないと思っているので、ゲームをしながらでも勉強をつづけた自分をほめてあげたいです。

眠たいときは何も覚えられなくなるので、そんなときは布団に入って寝ていました。
もちろん何も勉強しない日もありました。

実は私は2024年10月12日(土)が試験日だと勘違いしていて、その日を記憶力のピークにしようと思って勉強していたので、試験日が2024年10月19日(日)だとわかった2024年10月12日(土)は一気にやる気をなくしてしまい、勉強をせずにずっとゲームをしていました。
次の日もその次の日も、結局3日間ぐらいは宅建の勉強をしませんでした。

でも、試験を受けるからには合格する可能性が少しでもほしいと思い、勉強を再開しました。
1か月勉強したと書いていますが、実際は3週間もしてなかったと思います。


はい、という事で短い期間で宅建試験に合格できる方法は、少なくとも過去問7年分とその年度に対応した模擬テストを3回分解くことです。
私は過去問1年分あたり、復習を含めて勉強時間が4時間くらいかかりました。
模擬テストも同じようなものです。

ひたすら過去問を解いて、覚えが悪い所は簡単な表にしてまとめるか、出題されやすいキーワードをイメージで覚えるようにすると良かったような気がします。
試験日2日前ぐらいから模擬テストを解いて48問目の統計を落とさないように準備しておくと、短期間での宅建合格が現実味を帯びてくるのではないでしょうか。

以上「1か月の勉強で2024年度の宅建試験にギリ合格した方法」でした。