「測量士補に合格するための勉強方法ってどうしたら良いの?」
過去問を10年分解けば良いです。
私は全く何も知らないところからでも2週間の独学で何とかなりました。
試験日が2025年5月18日で試験勉強を始めたのが2025年5月6日でした。
1日当たりの勉強時間は約3時間です。
試験勉強に利用した参考書は「測量士補 過去問280 令和7年度版」です。
Amazonで3080円でした。

1年度当たりの問題数が28問なので280問は10年度分相当です。
28問を1時間で解ければ10時間もあれば1周が終わりそうです。
と、当初は思っていましたが見込みが大甘でした。
結局40時間ぐらい勉強をして280問+155問の1周半ぐらいしか解くことができませんでした。
計算問題にかなり時間を取られました。
というのも、測量士補の試験に「三平方の定理」「正弦定理」「余弦定理」という三角形の定理が出てきたからです。
sin cos tanぐらいは聞いたことはありますが、正弦定理や余弦定理は初耳でした。
そもそも使い方もわからないのでその理解に時間がかかりました。
測量士補試験では電卓を使えないため、すべてを手計算で算出する必要があるところも勉強時間が重くなる1つの要因になっています。
また、よくわからない問題だらけなのでそれらを理解をするために時間を取られ、集中力も無くなり、やる気が失われまくりました。
試験日の4日前までは問題を1問解くごとにYoutubeを10分見るような時間の過ごし方をしていました。
しかし、さすがにこれでは合格できないと思い、試験の3日前から猛烈に勉強を進めました。
ギリギリ合格をもぎ取った私の勉強スケジュールは下記の通りです。
目次
測量士補の試験2か月前に試験勉強の準備
勉強を始めたのは試験日の13日前からですが、勉強の準備は試験日の2か月前にしていました。
準備といっても参考書として利用した「測量士補 過去問280 令和7年度版」に掲載されている過去問を1枚ずつプリントアウトしただけです。

「測量士補 過去問280 令和7年度版」は問題のあとにすぐ答えが書いてある参考書で、見るつもりがなくても答えが視界に入ることがあります。
それを避けるために過去問を1枚ずつプリントアウトしました。
全部で280問あったのでプリントアウトに5時間ぐらいかかりました。
時間はかかりましたが、これで「問題を解きながら正解を見てしまうかも」という不安が解消されたので大満足です。
試験勉強【1~9日目】280問中240問を解く
試験勉強を開始してから9日間はだらだらと過去問を解いていました。
理解は浅かったのですが、似たような問題が連続して出てくるので正解が続くとやる気が回復しました。
大体6割ぐらいの正答率でした。
私の1~240問目の解答結果は下記の通りです。







試験勉強【10日目】ようやく1周目を終える
試験勉強を開始してから10日目にしてようやく過去問280問の1周目を終えることができました。
基礎知識が乏しいので応用測量の正答率はとても低かったです。

過去問の1周目は280問中174問正解だったので正答率は約62%でした。
もしかしたら合格するかも、ぐらいのラインには来ていそうです。
試験勉強【11~12日目】
試験勉強11日目にしてようやく過去問2周目に突入です。
1周目の過去問解答の効果が出ているようで、正答率はまずまずでした。





文章から正解を選ぶ問題はそこそこ解けている感触がありました。
計算問題の不正解が目立つような気がします。
私は公式を忘れていることが多かったので、下記の13種類の式だけを覚えることにしました。
- 私が覚えた公式
-
- a sinA
- a^2=b^2+c^2-2bc cos α
- HB=HA+Dsin½(αA-αB)+½(iA+fA)-½(iB+fB)
- HA=HB+Dsinθ+i-f+K
- 方向角=Ta+β1-360°
- AC+K=AB+K+BC+K
- XB=XA+Lcos a
- YB=YA+Lsin a
- X= l+l’ l {(b2-a2)-(b1-a1)}
- △C={CO+(T-TO)a}△H
- h=dr/d・H
- TL=R tan I/2
- {Xn(Yn+1-Yn-1)}/2
試験勉強【13日目】というか試験日当日
試験勉強を開始してから13日目は試験日当日です。
試験開始時間は13時30分で会場まで車で2時間ぐらいなので、10時くらいまでは勉強できそうでした。
5時に起きて勉強開始です。
切羽詰まっているので集中力が続き、あっという間に10時になったので勉強をやめて車で試験会場まで行きました。
試験会場に着くと資格講座サービスの方が配っていた測量士補の模擬問題をいただきました。
模擬問題10問中10問正解でしたが、問題のすぐ下に答えが書いてある形式でしたのでモチベーション的には下がりました。


試験会場に着いてから試験が始まるまで時間があったので、最後の悪あがき的な勉強をしました。
急いで解こうとするせいかもしれませんが、集中力が欠けて不正解の連発でした。
不正解を連発したことで、逆に少し冷静になれたような気がします。
あとは試験に臨むのみです。
試験終了時後の解答速報による答え合わせ結果
測量士補の試験は試験が終了するまで退席しなければ問題用紙を持ち帰ることができます。
私は試験開始から1時間30分経過時点ぐらいで28問を解き終わって見直しも終えていましたが、退席せずに頑張って耐えて問題用紙を持ち帰りました。
アガルートアカデミーでは解答速報が17:00から発表されて、18:00ごろには28問すべての解答がWEBページに公開されていました。
私の解答と照らし合わせた結果、28問中18問正解のようです。


ギリギリ合格していそうです。
正式な合格発表が2025年6月26日なので、それまでおとなしく待つことにします。
2025年6月26日【合格発表】
正式な合格発表の結果、無事合格することができました。
ふー。

2025年度の測量士補試験の問題は28問中文章問題が18問、計算問題が10問でした。
計算はできたのですが、最後に元の数値に引くのか足すのかを覚えていなくて、2問間違えました。
最後に引くのか足すのかも含めて覚えておかなければなりませんでした。
来年受験予定の測量士の試験の時にはこの反省を活かします。
直尺ってどれぐらいの長さが良いの?
過去問で20cmぐらいの直尺でなければ1回で測りきれなかった地図問題があったので、30cmぐらいあったほうが良いです。
私は30cmの直尺を使用しました。

問題用紙に計算を書き込めるスペースはあるの?
十分あります。
問題用紙の見開きA3の右側が問題で左側が白紙です。

測量士補の試験難易度ってどれぐらいなの?
危険物乙4よりも少し難しいぐらいだと思います。
私は過去問10年分を1.5周までしかできていませんでしたが、3周ぐらいしていればまあまあ自信をもって試験に臨めたような気がします。
基礎知識がないままノー勉で合格できるほど甘くはありませんが、小中学校時代に学習した地図記号や三角形の定理を使う問題が出題されるので全くなじみがないわけでも無かったのでで比較的取り組みやすかったです。
合格証っていつ届くの?
約4日後です。
合格発表が2025年6月26日で合格証が届いたのが2025年6月30日でした。
合格証があれば測量士補の登録手続きを進めることができます。

はい、ということで測量士補に合格するための勉強方法は過去問を10年分解いた上で計算問題の公式を13種類覚えておきましょう。
私は過去問10年分を1周するのに約30時間かかりました。
最終的に40時間をかけて過去問10年分を1.5周解いた記憶力と13種類の公式でギリギリ合格をもぎ取りました。
来年は測量士試験を受験しようと思います。
以上「2週間で測量士補の試験に合格!その勉強方法」でした。