「二級建築士学科試験に不合格した2週間の勉強内容って何したの?」
法令と構造を飛ばして勉強しました。
不合格の一番の原因はこれです。
二級建築士なら2週間ぐらいで何とかならないかと思っていましたが、私にとって法令と構造の難易度はかなり高くて何とかなりませんでした。
もし次回二級建築士を受けるなら法令と構造重視で2か月以上の勉強期間を設けようと思います。
さて、不合格になった2025年度の二級建築士学科試験ですが、私は次のような内容の勉強をしました。
目次
2025年度の二級建築士学科試験に不合格した2週間の勉強内容
私が2025年度の二級建築士学科試験に不合格した2週間の勉強内容は下記の通りです。
日付 | 勉強内容 | 勉強時間 |
---|---|---|
6/19 | 過去問解答まとめ 10年分 | 1時間 |
6/19 | 法令集ラベル張り 半分 | 1時間 |
6/20 | 法令集ラベル張り 1/4 | 0.5時間 |
6/21 | 法令集ラベル張り 1/4 | 0.5時間 |
6/21 | 法令集線引き 108Pまで | 4.5時間 |
6/22 | 法令集線引き 236Pまで | 6.5時間 |
6/23 | 法令集線引き 637Pまで | 3.5時間 |
6/24 | 法令集線引き 980Pまで | 3.0時間 |
6/25 | 建築設計 | 3時間 |
6/26 | 建築設計 | 5時間 |
6/27 | 建築法規 | 3時間 |
6/28 | 建築法規 | 1時間 |
6/29 | 建築法規 | 5時間 |
6/30 | 建築法規 | 5時間 |
7/1 | 建築構造 | 5時間 |
7/2 | 建築施工 | 3時間 |
7/3 | 建築施工 | 2時間 |
7/3 | 過去問令和6年 | 3時間 |
7/4 | 過去問復習令和6年 | 3時間 |
7/4 | 過去問令和5年 | 3時間 |
7/4 | 過去問復習令和5年 | 1時間 |
7/5 | 過去問復習令和4年 | 3時間 |
7/5 | 過去問令和3年 | 3時間 |
7/5 | 過去問復習令和4年 | 1時間 |
7/5 | 過去問復習令和3年 | 1時間 |
7/5 | 過去問復習令和6年 | 2時間 |
7/6 | 過去問復習令和6年 | 1時間 |
合計勉強時間 | 73.5時間 |
私は10年分の過去問解答をエクセルにまとめることから始めました。
面倒な作業ではありますが、私は1問解くごとに解答を知りたいので試験勉強の時はいつもこのようにしています。
それから法令集の線引きをしました。
法令集はTACのラベル付きを購入しました。

5.5時間で建築基準法の線引き完了、7.0時間で建築基準法施工令・規則・告示の線引き完了、5.0時間で関係法令の線引き完了、合計17.5時間かかりました。
この法令集の線引きにかかった時間がとてももったいなかったです。
線引きが完了してから分野別の過去問まとめを解いて基礎知識を深めました。
問題をある程度解ける自信がついてから年度ごとの過去問を解いて、より一層知識を深めようと努力しました。
私が今まで受けた他の試験と比べても、今回の二級建築士の試験勉強2週間での頑張り具合はかなり高いほうです。
ただ結果がついてきていないので、この勉強方法に後悔は残りました。
後悔した勉強の行動
まず何よりも勉強期間が短すぎました。
合格を目指すなら少なくとも2か月は準備していなければなりませんでした。
勉強期間が短かったことで法令と構造の学習を捨てましたが、実際の試験ではほとんど当てずっぽうになったのでもっと勉強時間を確保できていればという後悔はあります。
それと法令集の線引きも、法令集の出版社TACの指示通りにしたことも後悔しています。
出題に対してもっと引っ掛かりにくい線引きにすればよかったです。
絶対的なルールを決めて線引きの色分けをしておけばもっと正答率を高めることはできそうでした。
例えば肯定は青、否定は赤、注目は緑、特に注目は橙、参照ページは黄などです。
もっと言えば法令集を見ずとも答えられるぐらいの知識量にしておくべきでした。
私の隣で受験していた人は法令集をほとんど触らずに問題を解いていました。
それから別表1をわかりやすく表にして暗記しておけば良かったです。
そうしたら2問ぐらいは確実な正解を導けたはず、と思っています。
後悔していない勉強の行動
今回の二級建築士学科試験は受かればラッキーぐらいの力の抜け具合だったので、理解に時間がかかりそうな法令と構造の学習を捨てたことの判断に後悔はありません。
もし沢山頑張って不合格だった場合、資格受験へのモチベーションが下がるほうが私にとってリスクがあります。
また、そもそも私は建築士事務所に勤めていませんし今後も建築士事務所で勤める予定はないので、もし二級建築士に合格したとしても報酬をもらって設計をすることはできません。
苦労のわりにほとんど役立つ場面がないですし、賢さアピールをするにしても二級というのが世間的には弱いのであまり魅力的ではありません。
ですから今回はいろいろと後悔するところはありましたが、良い勉強になったぐらいの気持ちで未練はありません。
実務経験で申し込んだ二級建築士学科試験の実務経歴書の不備通知
私はトイレやお風呂、キッチンなどの水回り関係の改修工事を実務経験として申請しましたが、改修工事は建築一式工事に該当しないとのことで当初は不備となりました。

絶望しましたが建築技術教育普及センターに確認すると、給排水・衛生設備や電気設備にかかる改修工事で施工にあたり配管や配線の図面を描いているのであれば建築設備の実務経験として認められるかもしれないとのことでしたので、内容を建築設備に訂正して実務経験で再申請しました。
受験資格審査が完了したのが試験の約2週間前の2025年6月20日でした。


審査の結果有資格となったので良かったですが、審査落ちになっていたら勉強に対するモチベーションがかなり下がっていたと思います。
学科試験開始前の法令集チェックにかかった時間
学科試験の開始前に法令集チェックがありました。
受験者全員の法令集をチェックするのに20分くらいかかりました。
1人当たり1~2分ぐらいはチェックされていました。
私が受験した場所の室内に100人ぐらいいたと思いますが、そのうちの1人が法令集チェックに引っ掛かって絶望していました。
学科試験に持ち込めない法令集って何があるの?
余計な書き込みをした法令集は持ち込めません。
アンダーラインや○×△などの記号は認められていますが、ちょっとした解説になるような書き込みはアウトです。
⇒資料3 「学科の試験」において使用が認められる法令集について
また、追録に関しても使用する法令集と異なる書籍の追録や発行年が違う追録は使用することができません。
⇒令和7年 建築士試験「学科の試験」において 使用が認められる法令集の追録に対する問合せについて
はい、ということで二級建築士学科試験に不合格になった勉強内容は、勉強期間2週間のうち法令と構造の勉強をほとんどせずに、というか理解せずに過去問学習を進めました。
実際の試験で点が取れなかったのでこの方法は全くお勧めできません。
私が次に受けるなら2か月以上の勉強期間を設けて法令と構造を確実に理解して試験に臨む予定です。
ただ、私は来年の二級建築士の試験はあきらめようと思います。
以上「【逆の参考】勉強期間2週間で二級建築士学科試験に不合格した勉強内容」でした。