「電気工事の経験が無くても第二種電気工事士の学科試験に合格できるの?」
できます。
私はテキスト黙読1周に2週間、過去問解答に1週間の合計約3週間の勉強期間で合格できました。

使用したテキストは「はじめての人でも受かる!第二種電気工事士2025年版学科試験」です。
AmazonのKindle版で1782円でした。

私は電気工事の経験が全くありませんが、今までにそこそこ色々な資格の勉強をしてきたつもりです。
そんな私ですが、2025年3月31日に令和6年度下期の学科試験の過去問をお試しで解いたところ、全50問中、途中で心が折れて21問しか解答しませんでしたが、21問中2問正解という散々な結果でした。
しかもその正解した2問も自信があって答えたわけではありません。
闇雲に答えてたまたま正解しただけなので、実質0点です。
この知識量で過去問のみの学習で合格しようというのはおこがましいですね。
という訳で、まずはテキストを一通り読んでみることにしました。
テキストの黙読に2週間
「はじめての人でも受かる!第二種電気工事士2025年版学科試験」のテキスト部分は7章268ページで構成されており、ド素人の私には初めて見る単語や記号が目白押しでした。
黙読をしても全く頭に入ってこない上に、睡眠薬でも飲んだかと思うぐらい眠気が襲ってくるので中々読み進めることができませんでした。
2週間のうち、実際に黙読したのは1週間ぐらいだったと思いますが、1日1章を目標に読み進めました。
章終わりに小テストがあるので、それも解き終えるまでにかかった時間は1章当たり3時間ぐらいでした。
過去問の解答シート作成に丸1日
テキストの特典になっていた令和3年下期の午前の過去問から令和5年下期午後の10回分の過去問をダウンロードして解答をエクセルにまとめるのに丸1日を費やしました。
これらプラス令和6年上期と下期の過去問もまとめました。
この作業は面倒ですが、私は答えた後すぐに正解かどうかを知りたいので、自分の勉強のモチベーションアップのためには避けられません。
解答欄のセルに選択肢を入力すると正解かどうかわかるようにして、ついでに正答率もわかるようにしました。

過去問の解答に1週間
当初21問中2問正解の実質正答率0%状態だった私がテキストを1周読んだだけでどれほどの知識量になっているのか確認する時が来ました。
結果は50問中22問正解で正答率44%でした。

50問を解くのに約1時間かかりました。
分からない計算問題はいくら考えてもわからないので適当に解答して、あとで計算式を確認しながら復習しました。
過去問をいくつか解いていくうちに計算式があるものはそこそこ自信をもって答えられるレベルまで来ましたが、複線図を描けないと答えが分からないリングスリープ問題や電線本数問題は全く自信がありません。
なので複線図問題は捨てることにしました。
最終的に直近の過去問7回分を2周と令和6年の上期と下期を合計3周解きました。
私の過去問の解答結果は下記の通りです。







これなら合格ラインに届きそうです。
CBT方式の学科試験を終えての手ごたえ
筆記方式からCBT方式に変更した学科試験日は2025年4月26日でした。
CBT方式なので「試験終了」ボタンを押すと正答数がすぐにPC画面に表示されました。
結果は50問中36問正解でした。

合格ラインが正解数30問なので合格なんだと思います。
凄く自信があったわけではありませんでしたが、合格はしているだろうぐらいの手ごたえでした。
50問中7~8問は過去問で出てこなかった問題でした。
40問くらいはまあまあ過去問でした。
3問ぐらいは私が自信のなかった複線図問題でした。
実技試験に向けて
私は電気工事の経験がないので、実技試験の練習は十分にする予定です。
私が不得意とする複線図を描けなければ不利になりそうなので、少し嫌な気分になっています。
この記事執筆時点では実技試験まで約2か月ぐらいありますが、すでに電線やスイッチなどがひとまとめになった実技試験練習キットを購入しました。
ガミデンキショップのキットは売り切れだったので、Amazonで販売されていた電工石火シリーズを購入しました。

第二種電気工事士の試験難易度はどれぐらいなの?
第二種電気工事士学科試験の難易度は危険物乙4レベルだと思います。
知らなければ答えられないような専門分野の問題ばかりですが、知っていれば当然そうだよね、という内容でした。
計算が必要な理系の問題1割、暗記系8割、実務系1割といったところでしょうか。
私ははじめは本当に何もわかりませんでしたが、テキストを黙読し、1日あたりの勉強時間1~3時間、勉強期間3週間をかけて合格できました。
もし電気に関する何かを少しでも経験されている方なら、過去問を少し解くだけでも十分に合格できる難易度だと思います。
はい、ということで電気工事の経験が無くても第二種電気工事士の学科試験に合格することは可能です。
私が実証しています。
何もわからないところから始めても、テキスト黙読1周に2週間、過去問解答に1週間の合計約3週間の勉強期間をかければ合格は十分可能です。
あとはやるだけです。
以上「経験のないド素人が第二種電気工事士の学科試験に合格!その勉強内容」でした。