「短時間で危険物取扱者乙種5類試験に合格する勉強方法って何かないの?」
科目免除者であれば乙5の危険物の一覧表を作って短期記憶で無理やり覚えれば何とかなります。
私は勉強の準備時間を含めて8時間の勉強時間で危険物取扱者乙種5類試験に合格できました。
ただ、短期記憶だったためか、試験から3週間経った今現在、私自身に知識としてはほとんど残っていません。
それでも合格できたことは事実ですので、身には付かないかもしれませんが手抜きの短時間勉強の方法について解説します。
目次
【勉強準備①】実力確認のために公式の過去問を解く
試験日が2024年11月17日(日)13:30からで、勉強準備に取り掛かったのが2024年11月16日(土)15:30でした。
まずは私の実力確認のために、消防試験研究センターで公開されている危険物乙5の過去問を解いてみました。
結果は10問中8問正解でした。
結果だけ見ればはすでに合格圏内の実力はありそうですが、自信をもって答えた問題は半分ぐらいだったので知識的には全く自信がありません。
引き続き勉強準備と勉強を続けます。
【勉強準備②】演習問題と解答のプリントアウト
公論出版さんの「乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験令和6年版【科目免除者用】」で出題されている乙5に関する演習問題と解答をプリントアウトしました。
解答をエクセルにまとめて、問題を解いたらすぐに答え合わせができるようにしました。
【勉強準備③】短期記憶のための一覧表作成
前回の乙5試験で惜しくも不合格になった時に使った短期記憶のための一覧表に少し手を加えて、ほんの少し合格する可能性が高くなったであろう一覧表を作成しました。
色々な情報が不足していますが、今回の試験では十分に役立ちました。
【勉強方法①】短期記憶
一覧表を記憶しやすいように省略しました。
まずは縦列の危険物の名前からです。
わたしは「ベメ酢メチエチ、グリセルピクリン、トリジニアゾジア、ヒドラヒドロヒドロ、アジグア」と覚えることにしました。
これは5分から10分おきに5回ぐらいの思い出しで覚えることができました。
次に横行の特徴名を「ガ貯栓酸、金日乾色、状臭水引」と省略しました。
縦列の危険物名に加えて横行の特徴名を5分から10分おきに5回ぐらいの思い出しで覚えることができました。
最後に危険物毎の特徴を、表の空白の数と、似たような配置というイメージを頼りに覚えました。
特徴名が12種類あるので4種類ずつ増やして覚えました。
縦列の危険物名と横行の特徴名に加えて危険物毎の4種類の特徴を5分から10分おきに5回ぐらいの思い出しで覚えることができました。
そのあとは縦列の危険物名+横行の特徴名+危険物毎の8種類の特徴を5分から10分おきに5回ぐらい、縦列の危険物名+横行の特徴名+危険物毎の12種類の特徴を5分から10分おきに5回ぐらいの思い出しで覚えました。
ここまでの勉強時間は約5時間でした。
【勉強方法②】短期記憶乙5の特徴一覧表を見ながら演習問題を解答
短期記憶から乙5の特徴一覧表を作り上げて、それを見ながら演習問題を解いていきました。
結果はおおむね良好でした。
少し怪しい所もありましたが、これなら試験に合格できそうなところまで来たと思います。
試験終了後の手ごたえ
まあまあできたと思います。
一覧表のお役立ち度は50%ぐらいだったと思います。
私は乙4を持っている科目免除者なので、乙5試験では性質・消火の10問を答えれば良いだけでした。
10問中5問ぐらいは何個正しいものがあるか、何個間違えたものがあるか、みたいな実力を問われるような問題だったので、自作した一覧表がなければ厳しかったと思います。
試験結果
2024年12月6日に危険物取扱者乙種5類試験の合格発表がありました。
結果は合格でした。
ただ、まあまあ自信があった割には正答率が70%だったので、自分の自信は大したことない、という事が分かりました。
今後はあまり調子に乗らないように謙虚さを持とうと思います。
短期記憶のための一覧表以外に覚えておいたほうが良かったこと
2024年11月17日の試験では下記のような選択肢が出題されたので、後述していることを覚えておくべきでした。
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- 過酸化ベンゾイルは衝撃に強い
- 過酢酸は大量の水で消火する
- アジ化ナトリウムの保管容器はポリ容器が適切である
乙5の危険物は衝撃や摩擦に弱いので、何となく過酸化ベンゾイルは衝撃に弱いことはわかりました。
消火については、乙5の危険物のうちアジ化ナトリウム以外は大量の水で消火することも知っていたので問題ありませんでした。
ただ、アジ化ナトリウムを保管するにあたって金属容器がダメなことは分かっていましたが、ポリ容器が良いのか悪いのかは知りませんでした。
ネット検索で調べてみたら、アジ化ナトリウムの保管容器はポリ塩化ビニル製の容器は適切ではなく、プラスチック容器が適切なんだそうです。
このような情報はテキストに載ってなかったと思います。
また、危険物乙1から6までの「さかじいじこさここぶえぶえ」と常温状態での比重と水溶性については覚えておいたほうが良かったです。
はい、ということで短時間で危険物取扱者乙種5類試験に合格するには、危険物の特徴をまとめた一覧表を作って短期記憶で無理やり覚えれば良いです。
実際の試験ではまず一覧表を作って、その表を見ながら解答しました。
性質・消火の10問だけを答えれば良い科目免除者の試験時間は35分でしたが、一覧表を作って解答後に見直しを2回しても10分ぐらい時間が余りました。
一覧表を作る時間は十分にあると言えます。
以上「勉強時間8時間で危険物乙5に合格した方法」でした。