「納税用確認番号って何のこと?」
納税用確認番号とは暗証番号みたいなものです。
e-Taxを利用する際に必要になります。
特に難しく考える必要はありません。
インボイス制度の事業者登録申請を進めていくうえで入力を求められた際は、任意の数字6桁を入力してください。
ところで、みなさんは適格請求書発行事業者への登録申請はお済でしょうか。
私は2022年7月12日にオンラインで申請手続きをして、税務署から登録通知書が届いたのが13日後の2022年7月25日です。
早めに申請手続きをしたつもりでしたが、意外に時間がかかったという印象です。
もし書類で申請していたらもっと時間がかかったのかもしれません。
インボイス制度の開始が近づいてから手続きを始めるともっと時間がかかることが予想されるので、できるだけ早めに適格請求書発行事業者の登録は済ませておきましょう。
オンライン申請をする際は私の体験が役に立つかもしれませんので以下に記しておきます。
顧問契約をしている税理士事務所がインボイス制度の事業者登録申請を進めていることもあるので、申請がダブらないようにご注意ください。
目次
インボイス制度の事業者登録をオンラインでする方法
インボイス制度の事業者登録をオンラインでするには、国税電子申告・納税システムのe-Taxを利用します。
少し下の方に適格請求書発行事業者の登録申請のリンクを掲載しています。
e-Taxは24時間いつでもどこでも利用できる、という訳ではないのが難点です。
通常の時期であれば下記のような時間帯で利用が可能です。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
利用可能時間 | 8時30分~24時 | 1日中 | 8時30分~24時 |
繁忙期は利用可能時間が異なります。
詳細については下記リンクからご確認いただけます。
利用時間に問題がないようでしたら下記リンクからお好みのe-Taxソフトを選択してください。
e-Taxソフト(WEB版)を利用する前の準備
e-Taxソフト(SmartPhone版)を利用する場合は読み飛ばしてください。
今回私は「e-Taxソフト(WEB版)」を利用して申請手続を開始しました。
e-Taxソフト(WEB版)に移動すると自動的にインターネット接続の環境チェックが行われてダメ出しをされました。
私はインターネットブラウザをGoogle chromeにしているので、「e-Tax AP」という拡張機能をインストールする必要があるようです。
chromeウェブストアでの評価が凄く低いので少し心配ですが、インストールしないことには申請手続きを進められないのでChromeに追加します。
e-Tax APをインストールして元の画面に戻ると環境チェックの画面が変わっている、と思いきや変わっていなかったので更新しました。
すると「e-Taxソフト(WEB版)では、ブラウザの「戻る」ボタン、「更新」ボタンは押さないでください。」と警告が表示されていました。
先に言えよって話ですよね。
政府関係のウェブサービスはこういう事が多くて本当に気が利かないなーと思います。
さて、更新してしまったのは仕方がないので気を取り直して進めます。
と思った矢先に、またしてもインターネット接続の環境チェックが行われて新たなダメ出しをされました。
今度は事前準備セットアップができていないことを指摘されました。
う~ん。いちいちめんどくさい。。。
仕方がないので「事前準備へ」と記載されたリンクをクリックしました。
OSによってセットアッププログラムが異なるようなのでご注意ください。
ダウンロードしたファイルを開くとe-Taxソフト(WEB版)事前準備セットアップのインストールが開始されます。
ナビゲーションに従ってインストールを進めて下さい。
インストールを進めていくと「JPKI利用者ソフト」のインストールについて尋ねられます。
私は不要だったのでJPKI利用者ソフトについてはインストールせずに進めました。
e-Taxソフト(WEB版)の利用開始
ようやくe-Taxソフト(WEB版)を利用できる時がやってきました。
「初めてe-Taxを利用される方へ」と記載されている場所から手続きを開始します。
今回は法人で進めました。
法人の場合は法人番号を入力する必要があります。
不明な場合は下記リンクから検索してください。
住所の番地やビル名は全角で入力する必要があります。
数字を半角に指定したり全角に指定したりと面倒な仕様を強制されてイライラしますが、我慢して進めていきましょう。
暗証番号を入力する項目で悩んだときはパスワードを自動的に生成してくれるWEBアプリがおすすめです。
納税用確認番号についてはご自身で決めた(社内で決めた)任意の数字6桁を入力してください。
納税用カナ氏名・名称は半角で入力する必要があります。
私は下記のWEBアプリを利用して半角カタカナに変換したものをコピペしました。
全ての入力が終わったら、それらを送信する直前に入力情報の確認ページがひょうじされるので、ページを印刷しておくかデータとして保管しておきましょう。
情報の送信が完了したら16桁の利用者識別番号が表示されるので、そちらも保管してください。
しばらくすると、今回登録したメールアドレスに「税務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】」が送られてきます。
私の場合は情報送信してから1時間40分後に送られてきました。
メールアドレスが間違っていないかどうかを確認するためのURLが掲載されているので、メール内のリンクをクリックして手続きを進めてください。
もし、メール認証に不備があった場合はURLが切れている可能性があるので、全部コピーしてからブラウザのアドレスバーにペーストしてください。
利用者識別番号と暗証番号を入力したら宛名の登録が完了します。
インボイス制度の事業者登録のオンライン申請手続は以上です。
あとは税務署の審査を待ちます。
税務署から登録通知書が届く前に税理士事務所から連絡がありました
インボイス制度の事業者登録のオンライン申請手続が終わった翌日に、取引先の税理士事務所から今回の件で連絡がありました。
税務署から申請がダブっているとの連絡が入ったそうです。
どうやら税理士事務所側ですでに適格請求書発行事業者の登録作業を進めていたみたいで、あとはいつ申請を出そうか、というような状態でした。
それならそうと早く言ってほしかったですが、とりあえずすぐに申請してほしい旨を伝えました。
税務署から登録通知書が届いた後にすること
税務署から登録通知書が届いた後は、登録通知書に記載されている適格請求書発行事業者登録番号を、請求書や領収書に表示しましょう。
ブロガーもインボイス制度の登録事業者にならなきゃいけないの?
すでに消費税を納めていたり、年商1000万円以上の消費税納税義務者になる予定のかたは、対外的な信用を得るという意味でもインボイス制度の登録事業者になったほうがお得です。
一方で、アフィリエイト・グーグルアドセンス・Youtube広告などの報酬をもらうにあたって請求書を発行する必要がない事業者の方はそもそも適格請求書発行事業者の登録番号を示す必要がないので、インボイス制度の登録事業者になる必要はありません。
適格請求書発行事業者の検索をされた時に表示される情報ってどんな内容なの?
2022年10月2日時点では下記のような情報が表示されました。
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- 登録番号
- 会社名
- 登録年月日
- 所在地
- 最終更新年月日
- 履歴情報
公的個人認証サービス利用者クライアントソフトは必要にならないの?
私が勤めている会社の顧問税理士に確認したところ、今のところ必要にならないとの事でした。
色々と複雑化させるのはセキュリティの都合上良いのかもしれませんが、これらのソフトやサービスを扱う身としてはもっと単純にしてほしいものです。
はい、ということでインボイス制度の登録に必要な納税用確認番号とは任意に決めた6桁の数字のことです。
どこかに問い合わせて教えてもらうようなことではありませんので適当に決めてしまいましょう。
以上「インボイス制度の事業者登録のときに必要な納税用確認番号とは?」でした。