タイル工事店が作った実用的なQ-CAT施工記録のテンプレート

「Q-CAT施工記録の様式をダウンロードしたいんだけどどこかに無いかなー。」

ここにあります。
タイル工事店に勤めている私が作りました。

このテンプレートは全国タイル工業組合さんと一般社団法人全国タイル業協会さんが作成された「外装タイル有機系接着剤張りQ-CAT工事標準仕様書・同解説」の付録になっていた外装タイル有機系接着剤張りの施工記録を元にして、より実用的に私が改良しました。

ファイルを編集するときにできるだけ手間がかからないように作ったので、各所に数式を入れています。
邪魔な場合は数式を削除してご利用ください。

さて、それでは私が作ったQ-CAT施工記録の様式についてご説明いたします。

表紙

表紙に記入するようにした項目は以下の通りです。
特に珍しい項目があるわけではないので、記入例につきましては割愛します。

表紙に記入するようにした項目
  • 工事名
  • 施工会社
  • 施工記録提出日

施工方法概要

施工方法のページは何も記入しなくても良いように作ったつもりです。
タイル断面図や形状につきましては、JWで作ったものを画像データにして貼り付けただけです。

もし、違う形状のタイルのデータが必要になった場合は、今の画像の上に図形のオブジェクトを重ねてからサイズの上書きをしてご調整いただく方法が一番手間がかからなくて良いと思います。

仕上げ表

仕上げ表のページは適宜編集をしてください。
参考資料の表につきまして、もし邪魔になるようでしたら削除してください。

余談ですが、弊社では色々な有機系下地調整塗材を使ってきましたが、今のところセメダインさんのタイルアジャストが使い易くて重宝しています。
粘度が弱いので鏝離れが良く、定規摺りをしてもくっ付いてこないので平滑な下地を作るのに適しています。

下地補修個所の位置を記した立面図

建物の全体像が分かる立面図の画像データを枠内に張り付けてからプリントアウトしてください。
難しい場合は既にプリントアウトされたものを添付されても差し支えありません。

立面図には下地補修個所がわかるようにマーキングしてから番号を振っておきましょう。
番号が重複しないようにご注意ください。

下地補修リスト

先ほどの下地補修個所の位置を記した立面図のマーキングを元にして、下地補修リストを作成してください。
セメント系下地調整材を適用する際は、下地補修面積に応じた記号を使用してください。

Pコンの穴埋め程度の小面積のモルタル補修につきましては、下地補修に含める必要はありません。

下地補修面積に応じて記号を使い分ける理由は、セメント系下地調整材を使用した場合の1か所辺りの補修面積が0.25㎡未満であれば、定期調査方法の合理化の対象となるからです。
参考資料⇒湿式外壁等の定期調査方法の合理化の検討 – 国土交通省

プロセス検査箇所の位置を記した立面図

建物の全体像が分かる立面図の画像データを枠内に張り付けてからプリントアウトしてください。
難しい場合は既にプリントアウトされたものを添付されても差し支えありません。

施工者ごとに1日に2回以上のプロセス検査(タイル裏面への接着剤充填率検査)を実施してください。
タイル裏面への接着剤充填率が分かるように、検査状況を撮影してください。

立面図にはプロセス検査箇所がわかるようにマーキングしてから番号を振っておきましょう。
番号が重複しないようにご注意ください。

プロセス検査リスト

先ほどのプロセス検査箇所の位置を記した立面図のマーキングを元にして、プロセス検査リストを作成してください。
充填率が60%未満だった場合は60%以上になるように再施工をして再検査をしてください。

プロセス検査の写真は別紙にまとめて本紙に添えてください。
写真の数が膨大になる場合は、階層の面ごとの代表的な写真を添付してください。

代表的という表現があいまいで分かりにくいかもしれませんが、迷った時は添付する写真の数を多めにしておいた方が良いでしょう。
多は少をかねる、とも言いますし。

引っ張り検査箇所の位置を記した立面図

建物の全体像が分かる立面図の画像データを枠内に張り付けてからプリントアウトしてください。
難しい場合は既にプリントアウトされたものを添付されても差し支えありません。

立面図には引っ張り検査箇所がわかるようにマーキングしてから番号を振っておきましょう。
番号が重複しないようにご注意ください。

引っ張り検査リスト

先ほどの引っ張り検査箇所の位置を記した立面図のマーキングを元にして、引っ張り検査リストを作成してください。
もし引っ張り検査を専門業者に依頼された場合は、引っ張り検査専門業者から提出された書類と差し替えても問題ありません。

打診検査・張替箇所の位置を記した立面図

建物の全体像が分かる立面図の画像データを枠内に張り付けてからプリントアウトしてください。
難しい場合は既にプリントアウトされたものを添付されても差し支えありません。

立面図には打診検査・張替箇所がわかるようにマーキングしてから番号を振っておきましょう。
番号が重複しないようにご注意ください。

打診検査・張替リスト

先ほどの打診検査・張替箇所の位置を記した立面図のマーキングを元にして、打診検査・張替リストを作成してください。
異常個所が見つかった場合は是正してください。

一般人が作ったこんなテンプレートで大丈夫なの?

大丈夫です。
有機系接着剤張りの施工記録に専用の様式などは存在しないので、どなたが作ったテンプレートでも問題ありません。

もし不安な場合は、全国タイル工業組合さんや一般社団法人全国タイル業協会さんにお問い合わせください。

数式を消したあとに元に戻したくなった場合はどうしたら良いの?

ご自身で数式を入力するのが難しいかたは、施工記録のファイルをダウンロードして最初からやり直していただくか、あきらめて普通に手打ちをしてください。
他のセルに数式が残っている場合は、オートフィル機能をご利用ください。


はい、という事でQ-CAT施工記録の様式はここにあります。
公式な様式ではありませんが、タイル工事店に勤めている私が作ったので他の誰かが作るよりも実用的になっている自信があります。

※ダウンロードリンク

以上、「タイル工事店が作った実用的なQ-CAT施工記録のテンプレート」でした。