LEDワークライトWLT-30LAが売られてないのでWLT-030LAを改造してみた

「WLT-30LAと同じ仕様のLEDワークライトって売ってないの?」

全く同じ仕様のLEDワークライトは売られていません。
ですが、別の製品を購入して同じような仕様にすることはできます。

私はLED保護面が強化ガラスのWLT-030LAを購入して、強化ガラス部分をプラスチックにしました。
今のところ水漏れもしていませんし、プラスチックなので硬いものが当たっても割れることはありません。

手間と費用は掛かりますが、ウォータージェット作業をするような工事現場では照度確保にとても役に立ちます。
強化ガラスからプラスチックに変えるのは改造にあたるのでメーカーから推奨はされないでしょうが、私が行った改造方法について解説していきます。

今回の改造に使った材料と道具

改造方法について解説する前に、今回の改造に使用した材料と道具を下記にご紹介します。

名称 サイズ 数量
PET樹脂板 3mm×200mm×300mm 1枚
防水すきま用テープ 8mm×12mm×2000mm 1巻
プラ板用カッター 140mm 1個
普通のカッター 135mm 1個
六角レンチ 5mm 1個
ハンマー 300mm 1個
ラジオペンチ 150mm 1個
メジャー 50cmくらい測れるもの 1個
サンドペーパー 荒目 1枚

WLT-030LAの強化ガラス面を外す

まずはWLT-030LAの強化ガラス面を外します。
シリコンで接着されていて簡単には外れないので、私はガラスをハンマーで叩き割ってからペンチを使って少しずつ強化ガラスを除去しました。

シリコンはカッターで切断しました。
ガラスが飛散するので、土のう袋の中に入れて作業をすると後処理が楽です。

私の場合は強化ガラスにコンクリートの斫りガラが当たって割れていたので外すまでもありませんでした。ですから今回の画像は別撮りです。

強化ガラスの固定部材を外して縁を掃除する

六角レンチを使って強化ガラスが固定されていた留め具を外します。
シリコンはカッターで切って取り除きました。

この後、縁に沿って防水すきま用テープを張り付けるので、きちんと接着するように拭き掃除も行いました。

縁の寸法を測ってプラスチック板をカットする

縁の寸法を測って、そこにおさまるようにプラスチック板をカットします。
私が測ったときは128mm×168mmだったので、それよりも少し小さい126mm×166mmでプラスチックの板をカットしました。

今回、プラスチックの板をカットするために初めてプラ板用カッターを使用しましたが、切れ味が鋭く、刃の形がプラスチックをえぐるために特化しているためとても危なく感じました。
すぐに下敷きがボロボロになりました。

はじめのうち、私は力を入れてえぐっていましたが、力加減を誤ると大怪我をしそうでとても怖かったです。
あまり力を入れなくても十分にえぐることはできるので、プラ板用カッターを使うときはあせらずに、できれば耐切創手袋を装着するなどして安全に作業をしましょう。

カットしたプラスチックの板のバリ取りをする

サンドペーパーを使ってカットしたプラスチックの板のバリ取りをします。

縁に沿って防水すきま用テープを張り付ける

縁の寸法を測って防水すきま用テープを切断します。
すきまができないように、ピッタリか少し長いくらいを意識して切断して張り付けます。

プラスチックの板を固定して耐水テストをする

カットしたプラスチックの板を固定して、耐水テストを行います。
私は3分くらい水を流し続けましたが、水の侵入は見られませんでした。

実際の作業現場はコンクリートの斫りガラが当たったり水もバシャバシャかかるような過酷な環境なので安心はできませんが、また壊れたら直すので問題ありません。

予備のWLT-030LAもプラスチックに改造

予備で買っていたWLT-030LAも、ついでにプラスチックに改造しました。
交換用のプラスチック板も作ったので、1号機が壊れても安心です。

改造してもメーカー補償を受けられるの?

受けられません。
改造した場合の故障や損傷は有料になると保証書に明記されています。


はい、という事でWLT-30LAと同じ仕様のLEDワークライトは売られていないので、私はWLT-030LAを改造してウォータジェット工事仕様にしました。
WLT-030LAはLEDライト保護面が強化ガラスなので通常使用する分には十分ですが、コンクリート斫りをするようなウォータジェット工事の場合はすぐにガラスが割れて使い物にならなくなるので、保護面はプラスチック製が最適ですね。

以上「LEDワークライトWLT-30LAが売られてないからWLT-030LAを改造してみた」でした。